看護師の報告とは、仕事上絶対に必要なものです。

それは医師などの他医療スタッフ、看護師などなど

「伝えるだけじゃん」「そのうち覚えるだろう」と思っていても意外と難しいですよね。

今回は、看護師の報告の仕方について考えてみたいと思います。


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報告とは何なのか?

簡単に言えば結果を伝えること知らせをつげることです。

報告できないとどうなるのか?

怒られます

学生であれば、実習指導者、先生に報告をしなければなりません。報告することで、未然に事故やミスを防いだり、アドバイスをもらったり、その後が円滑に進みます。特に、学生というのは学ばせてもらっているという受け身の立場になりがちなため、未熟な学生が報告をしないというのは、怒られる原因になります。

現場の看護師でも怒られることがあります。「何が言いたいの?」「早く言って!!」「で?」「(質問攻め)」 想像するだけで嫌ですね・・・

ミス、事故に繋がる

結果や知らせを告げるというのはどういうことか?

情報を伝えるということです。そう「情報共有」です。患者を一人で治療し看ていくことは不可能です。医師やレントゲン技師、薬剤師、他スタッフと協力することが必要です。

情報共有ができなければ、質の高い医療・看護の提供ができない

先ほど一人では治療・看護は不可能だと言いました。本当に患者のためより良いに治療・医療をするためには、情報共有をすることが必要不可欠になります。

例えばあなたが患者だったとします。ただでさえ病気やケガで病んでいるのに、病気のことも理解してもらえていない、朝頼んだことが全然実行されない、同じことを何回も言わなければならない、不必要な検査をされる、言われることが毎回違う、なんて事になれば、もううんざりしますよね。信頼もできないですよね。

質の高い医療・看護を提供するには、情報共有をして一貫性をもつことが必要になります。


なぜ、報告ができていないのか?

多い理由としては、

報告が長すぎる/短すぎる

話にまとまりがなく何が言いたいのか分からない

タイミングがおかしい

などが挙げられます。

報告が長すぎる/短すぎる
これは、学生や新人看護師の時にありがちなことだと思います。
例えば、バイタルサインを測定して血圧が高かったとします。
学生であれば、バイタルサインを体温からSPO2まで全部報告して、一つ一つが正常か異常かを言ってしまうパターンですね。
他にも、『血圧が○○で異常だと思います!キリっ』みたいなパターンですね。
②話にまとまりがなく何が言いたいのか分からない
①と似ている部分がありますが、②は日本語の問題です。
報告とはデートに誘う方法とは違います。敢えてまわりくどく話す必要はありません。
②になりがちな人は、おそらく過度に緊張していたり、思いつきで報告をしている可能性が高いです。
③タイミングがおかしい

これは特に学生に見られがちです。

例)申し送りや情報収集、忙しそうなのに報告する

例)時間がある程度経ってからの事後報告

例が全て悪いという訳ではありません。例が正しい時もあります。タイミングがおかしいというのは、時間の問題だけと思われがちですが、この言葉の真意は、時間×報告内容になります。

つまり、報告する内容と、報告する時間(報告相手の状況含む)が嚙み合ってないのです。


報告の基礎

ここでは、いくつか報告のテクニックという名の基礎を紹介いたします。

①5W1Hを使う方法
5W1Hとは・・・
  • When いつ?
  • Where どこで?
  • Who だれが?
  • What なにを?
  • Why なぜ?
  • How どうやって?

誰でも知っている方法ですね。6W2Hになれば

  • How much どれくらい?
  • Whom だれに?だれと?

この方法を使えば、聞き手は状況を詳細に掴むことができます。

そうすることで、情報の不足で相手に言いたいことが伝わらないということがなくなりやすくなります。

一方で、これをわざわざ意識して報告内容を考えていては、時間がかかりすぎますし、報告が長くなってしまうことがあるので、自然にかつ省けるものは省く方がいいでしょう。

②十分にアセスメントしておく

報告とは知らせや結果を告げることですが、告げることが目的ではありません

そこから、相手の指示を仰いだり、良し悪しの判断を下してもらったりする訳です。

仮に血圧が高いと思って報告をするのではあれば、高いと判断した理由(普段の血圧)、予測される高くなった要因、どうすれば良いのか?などなど、自分の考えを持つことが大切です。

ただ伝えるだけであれば、看護師でなくてもだれでもできます。やはり、報告しなければならないと思ったのなら、その根拠となる部分、つまりアセスメントを十分にしておくとよいです。そうすることで、仮に質問されても、的確に返すことができるでしょう。

③SBAR(エスバー)

これは学生ではあまり使う機会はありませんが

Sシチュエーション(状況)

患者に何が生じているかということです。そのためには、患者の名前や年齢、どういった状況なのか伝えましょう。

B:バックグラウンド(背景)

名前や年齢のみでは、患者の姿が見えて来ません。入院目的や疾患、報告するにあたって必要な情報を追加しましょう。

特に大事なバイタルサインは大切です。必要なければ省略もできます。

Aアセスメント(評価)

まずは結論を伝えましょう。あなたのアセスメントを長々聞いても、報告される側は、何が言いたいの?となりかねません。

そしてあなたの考えを伝えます。あなたの判断や考えが、患者の命を救うってこともあります。仮に医師が報告を受けたとして、あなたがそういうなら見てみるか!検査するかぁ!と次の治療につながり、早期発見になることだってあります。一人の判断よりも、多くの目で見ることが大切です。

R:リクエスト(提案)

最後に自分の提案を伝えましょう。

④事前に報告内容を頭の中でまとめておく
やはり、一番はこの方法が手っ取り早いと思います。
報告するときも優先順位が必要になります。
②でアセスメントした内容を元に、何を伝えなければならないのか、どのように伝えるのか優先順位を考えましょう。そして、それを頭の中で整理します。学生さんであれば、メモに書いてもいいでしょう。すると、思い付きで話す言葉よりも、まとまりがあって分かりやすい文章になるはずです。もし、何かわかりづらいと思った際には、5W1Hや6W2Hを使用して、言葉の追加をしていくとより良い報告になるでしょう。

以上、看護師の報告の仕方についてまとめてみました。

ご閲覧ありがとうございました。

Source: 脱サラナースの向こう側