北九州市の東筑病院にて、「CRE」耐性菌による感染で3人の死亡者がでたそうです。


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そもそも「CRE」って何?

「CRE」とはカルバペネム耐性腸内細菌科細菌とのこと。

カルバペネムとは、抗菌薬の一つであり、つまり感染症とかに使われるあれです。この耐性菌が何故やばいかというと、カルバペネムとは感染症の切り札的存在であることが知られております。つまり・・・端的に言うとどんな抗生剤も効かないおそれがあるということです。

過去の事例

福岡県久留米市にある久留米大学病院の高度救命救急センター内で、以前このCREによる感染があり、死亡したとのニュースがあり、記者会見まで行われています。

「悪魔の細菌」ともささやかれるほど・・・

院内感染の疑いがあることから、病院内の高度救命救急センターの一部を閉鎖し、感染患者を隔離したと報道がありました。

なぜ問題になるのか?

言うまでもなく死亡事例があるということに加えて、世界的にも広がりを見せているということです。

何よりも、今回の事例にも当てはまるが、院内感染が考えられるという事。菌は目に見えないことから、いくら感染対策が大事だと言っても、少しの油断が感染の拡大を招いてしまうということです。

また、発見が遅れることが多いことからも、重症化につながりやすくなると言えます。

感染対策

基本はスタンダードプリコーションによる感染対策でいえるでしょう。MRSAやESBLと同じように耐性菌であることは変わりませんが、やはり高度な耐性を持っていることや、その特性から重症化しやすいという点では、特に感染対策の在り方について十分に考える必要がありそうです。

適切に予防具を選択し使用する

手洗い・手指消毒の徹底

1処置、1患者での手洗い

隔離

当たり前のことであるが、実際にこうした感染は水面下で広がっていることも多く、医療従事者すべての認識を高めることが、必要だと言えるでしょう。

CRE耐性菌に感染しているから感染対策をしなきゃと言うものではなく、やはりどの患者も感染しているという前提で、例外なく予防策を行うことが重要になります。

感染するとどうなるのか?

(1)健康で免疫力があれば気づかないこともありますが、尿路や血液などに感染すると、尿路感染症や敗血症を引き起こします。他にも、腹膜炎、髄膜炎、手術部・外傷部の科感染、呼吸器の感染も引き起こすことがあります。また、厚生労働省によると、健常者の感染もあり得るということです。

発見が遅れること、重症化するという点が一番の問題点です。特に、病院で入院している患者の多くは高齢者であり、免疫力が低下しています。本来の疾患の治療を進める必要がある中、このような感染を起きるということは避けなくてはなりません。

(2)臨床的特徴

 主に感染防御機能の低下した患者や外科手術後の患者、抗菌薬を長期にわたって使用している患者などに感染症を起こす。健常者に感染症を起こすこともある。肺炎などの呼吸器感染症、尿路感染症、手術部位や外傷部位の感染症、カテーテル関連血流感染症、敗血症、髄膜炎その他多様な感染症を起こす。ただし、無症状で腸管等に保菌されることも多い。      (厚生労働省出典)

今後

健康な日常生活を送っていれば問題ないと思われますが、普段から抗生剤を使用していたり、入院することが多いような方は少しは気を付けた方がよさそうですね。実際、感染して死亡するのは高齢者で免疫力が低下した患者です。感染とは若年者でもリスクがゼロという訳ではないので、免疫力を高めるような生活習慣が大切と言えるでしょう。特に、今回のニュースを踏まえて、腸内を健康に保つということを心がけてみるといいかもしれません。

 

Source: 脱サラナースの向こう側